清貧の聖者として知られる聖フランチェスコの墓があるサン・フランチェスコ聖堂。この聖堂は珍しい造りで、上下2階に分かれています。
下段はミサなどが行われ、私達が入った時も200人程の人達が礼拝の最中でした。
勿論私語厳禁で、そこここに黒スーツをビシッと着こなした警備員がいました。
この下層階の地下に聖フランチェスコの墓があります。

ここが2階入口の扉。この聖堂は、聖フランチェスコの生涯を”ジョット”が描いたフレスコ画が有名で、中でも『小鳥に説教をする聖フランチェスコ』は特に有名。

なんせ、どの教会も扉がデカイ!入口にはいろんなピクト・サインが表示されており、写真撮影もNGになってますが、フラッシュさえたかなければ、基本注意は受けません。しかし1階のミサの最中は、絶対NGです!

一番奥にある祭壇。聖堂内のピンと張り詰めた空気が何とも心地良いです。

側面のステンドグラス、それぞれに物語があるのですが、私にはサッパリ分かりません。。。 ただただ美しく、見惚れているだけです。

祭壇正面のステンドグラス。

聖堂の左右と入口の3壁に合計28の場面に分けて聖フランチェスコ生涯が描かれています。

祭壇から入口のバラ窓を見た写真です。この写真の向かって右側の扉のすぐ横のフレスコ画が、先に書いた『小鳥に説教をする聖フランチェスコ』です。
ここ最近、イタリアでも特に中部ウンブリア地方で地震が相次ぎ、家屋や教会の倒壊で、歴史的建造物も壊滅的な被害が出ています。石造りだけに崩れると一貫の終わり。
日本も今年は地震や自然災害が多く、どちらも被災した方々が早く元の生活に戻れる事を祈ります。