2019年 10月 01日
世界遺産と、街中の気になるモノ。 |
今では当たり前になった、各業界の格付け。いわゆる星付きのシステム。
このシステムは、16世紀のジェノバが始まりと言われています。
当時、海洋国家として栄華を極め、各貴賓をもてなすに当り、宮殿へ招待する割り振りに、格付けが行われたのが始まりとの事。
巻物の”ロッリ”という書面で、当時の各宮殿の格付けが残されている。
そして、その中でも最高峰に位置するのが、今回ご紹介する三宮殿。
”ストラーダ ヌォーヴァ”(ヌォーヴァ通り)という同じ通りに並んでいる。
現在の通り名は、”ガリバルディ通り”になっています。
とにかく、ジェノバは何処も通りが狭く、建物が高いので、全景が写し難い。
まずは代表格の”パラッツォ ロッソ”、赤の宮殿、白地に赤の窓縁。
最後は”パラッツォ ドーリア トゥルシ”、トゥルシ邸。
当時、ドーリア家がトゥルシ公爵の爵位を持っていた為、ドーリア トゥルシと
冠された。 三宮殿の中で規模が一番大きなのは、このトゥルシ邸。
これは入口からの様子。
どの宮殿も有料見学可能です。
それぞれの宮殿は、見事な装飾と名画に溢れ、見る者を圧倒します。
赤の宮殿・白の宮殿は共に、”サーレ家”のもので、様々な理由により、ジェノバ市に寄付された。
その中は、まさに宮殿美術館!
デユゥラー、ファン・ダイク、カラバッジョ、フィリッピーノ・リッピ等、眼が眩むほどの巨匠揃い。
全てが、超一級品ばかり!
トゥルシ邸は少し趣きが違い、現在は市庁舎として使われており、一角が美術品展示室として使われている。
こちらは名画ばかりではなく、骨董品や彫刻、バイオリニストの”パガニーニ”が
愛用したバイオリンなどが展示してある。
そして街歩きの中で、私の目を引いた気になるモノが以下。
始めが、門の飾り扉。開門願いの時に、指挟みそうで怖い。
もうこの扉なんて、作った時点で人を迎え入れる気は全く、なさそうですよね!
威嚇以外の何ものも感じない! この前では絶対に、こけたくない。
ジェノバ記事で何度か登場している、”セッテンブレ通り”に建っている建物をたた瞬間、私の頭に中にある物語がふと浮かび、そのイメージがなかなか消えなかった。
その物語とは、ギリシャ神話のシーシュポス、神の怒りを買い、山の頂上まで巨石を運ぶが、あと一歩のところで転がり落ち、また始めから運ぶという、あの物語。
永遠に続く苦痛! もちろんそのような意味合いで建てられたものではないでしょうが、見てるこっちが辛くなる。
ユニークなもん創りはる。
このシステムは、16世紀のジェノバが始まりと言われています。
当時、海洋国家として栄華を極め、各貴賓をもてなすに当り、宮殿へ招待する割り振りに、格付けが行われたのが始まりとの事。
巻物の”ロッリ”という書面で、当時の各宮殿の格付けが残されている。
そして、その中でも最高峰に位置するのが、今回ご紹介する三宮殿。
”ストラーダ ヌォーヴァ”(ヌォーヴァ通り)という同じ通りに並んでいる。
現在の通り名は、”ガリバルディ通り”になっています。
とにかく、ジェノバは何処も通りが狭く、建物が高いので、全景が写し難い。
まずは代表格の”パラッツォ ロッソ”、赤の宮殿、白地に赤の窓縁。
次は、パラッツォ ロッソのほぼ真ん前に建つ、真っ白な宮殿、その名も
”パラッツォ ビアンコ”、白の宮殿。そのまんま!
”パラッツォ ビアンコ”、白の宮殿。そのまんま!
最後は”パラッツォ ドーリア トゥルシ”、トゥルシ邸。
当時、ドーリア家がトゥルシ公爵の爵位を持っていた為、ドーリア トゥルシと
冠された。 三宮殿の中で規模が一番大きなのは、このトゥルシ邸。
これは入口からの様子。
どの宮殿も有料見学可能です。
それぞれの宮殿は、見事な装飾と名画に溢れ、見る者を圧倒します。
赤の宮殿・白の宮殿は共に、”サーレ家”のもので、様々な理由により、ジェノバ市に寄付された。
その中は、まさに宮殿美術館!
デユゥラー、ファン・ダイク、カラバッジョ、フィリッピーノ・リッピ等、眼が眩むほどの巨匠揃い。
全てが、超一級品ばかり!
トゥルシ邸は少し趣きが違い、現在は市庁舎として使われており、一角が美術品展示室として使われている。
こちらは名画ばかりではなく、骨董品や彫刻、バイオリニストの”パガニーニ”が
愛用したバイオリンなどが展示してある。
そして街歩きの中で、私の目を引いた気になるモノが以下。
始めが、門の飾り扉。開門願いの時に、指挟みそうで怖い。
威嚇以外の何ものも感じない! この前では絶対に、こけたくない。
ジェノバ記事で何度か登場している、”セッテンブレ通り”に建っている建物をたた瞬間、私の頭に中にある物語がふと浮かび、そのイメージがなかなか消えなかった。
その物語とは、ギリシャ神話のシーシュポス、神の怒りを買い、山の頂上まで巨石を運ぶが、あと一歩のところで転がり落ち、また始めから運ぶという、あの物語。
永遠に続く苦痛! もちろんそのような意味合いで建てられたものではないでしょうが、見てるこっちが辛くなる。
ユニークなもん創りはる。
by tattica
| 2019-10-01 23:28
| ジェノバ