2009年 08月 22日
浮気の代償? 厳寒のパリにて |
数年前の冬、私たちはイタリア入国の前にちょっと浮気心を出して、パリへ行った時の事。 当時、妻もフランス菓子を勉強していた経緯もあり、本場フランス・パリの老舗パティストリーへ赴くことにしました。私にとって、これが初の訪仏。
早朝6時頃、空の玄関シャルル・ド・ゴール空港へ着、機を降り入国手続きを済ませ、階下の手荷物受け取り口へと向かう。「うわっ、寒っ!」この時、外気温マイナス5度。
電灯も点いていない朝の薄暗い中で待つこと・・・20分、・・・30分、しかし一向に荷物がターンテーブルから出てこない。すると、あちらこちらからブーイングが始まった。フランス、イタリア、アフリカ、中東、アジア、アメリカ、その他いろんな言語のヤジが飛び交った。幾人かの人がカウンターの係員に詰め寄って何か言っているが係員は、『さぁ、我々には分からない?』のジェスチャーだけで何もしようとしない。
そのうちターンテーブル前は人々で溢れ返っていった。
そして・・・・・・、ついに業を煮やした一人のイタリア人男性が係員の所へ行き、スゴイ剣幕でまくし立て始めた。恐らくその時彼が言ったのは、「これだけ大勢の人達が長い間待っているのに、ど~して君らは動かず、我々に謝罪もしないんだ~!」
すると、周りにいた人たちも拍手で応援、さすがに今まで横柄な態度を取っていた係員たちも、慌てて動き出し、そして、なんと!その中の一人がマイクを手に、皆に謝罪の言葉!
これに再び皆が、大歓声!(まぁ、私は全くフランス語は解りませんが。)
私個人イメージは、フランスの人はプライドが高いので、決してこのような場面であっても、謝らないと思っていたので、この出来事には少々驚いたのと同時に、この時は少し親近感が湧きました。 それから間もなくして、荷物がターンテーブルに乗って運ばれてきました。
無事荷物を持って市内へ向かうことに。 しかし、一難去ってまた一難、フランスは以前に一度行った経験のある妻にまかせていたので、促されるまま市内行きのバスのチケットを買い乗車。 これがまた一向に発車しない。おまけにこの寒さの中で、ドアは開けっ放し、ヒーター無し、客も私たち以外には毛皮のコートで全身をスッポリ覆った派手なおばさんが一人だけ。“おかしいなぁ、他の人は何処へ”と思いながらも、しばらくするとバスが発車。
約40分程でパリ市内へ。
後で調べると、列車で早く、安く、暖かく行けた事が分かりドッと疲れた。
これもフランスへ浮気心を起こした我々への当て付けなのか?
そんな紆余曲折を経て、到着した先は、市内のド真ん中、有名な老舗デパートの“ギャラリー・ラファイエット”の真ん前。 とにかく凍てつく寒さの中、デパートへ2人して飛び込んだ。
「あ~~~~ぁ、温かい。」ホッと息をついて中を見ると、これは、たまげた。
全館吹き抜けのドーム型、日本でもこの手の造りのデパートはありますがここ、ラファイエットの風格と煌びやかさは、流石はパリ。 早速、店内見学。
今までの一連の辛さを忘れさせてくれました。
1,2階部分。
2,3,4階部分
天井ドーム部分
さて、この先、ここパリ市内で私はどんな旅を始めようか?
早朝6時頃、空の玄関シャルル・ド・ゴール空港へ着、機を降り入国手続きを済ませ、階下の手荷物受け取り口へと向かう。「うわっ、寒っ!」この時、外気温マイナス5度。
電灯も点いていない朝の薄暗い中で待つこと・・・20分、・・・30分、しかし一向に荷物がターンテーブルから出てこない。すると、あちらこちらからブーイングが始まった。フランス、イタリア、アフリカ、中東、アジア、アメリカ、その他いろんな言語のヤジが飛び交った。幾人かの人がカウンターの係員に詰め寄って何か言っているが係員は、『さぁ、我々には分からない?』のジェスチャーだけで何もしようとしない。
そのうちターンテーブル前は人々で溢れ返っていった。
そして・・・・・・、ついに業を煮やした一人のイタリア人男性が係員の所へ行き、スゴイ剣幕でまくし立て始めた。恐らくその時彼が言ったのは、「これだけ大勢の人達が長い間待っているのに、ど~して君らは動かず、我々に謝罪もしないんだ~!」
すると、周りにいた人たちも拍手で応援、さすがに今まで横柄な態度を取っていた係員たちも、慌てて動き出し、そして、なんと!その中の一人がマイクを手に、皆に謝罪の言葉!
これに再び皆が、大歓声!(まぁ、私は全くフランス語は解りませんが。)
私個人イメージは、フランスの人はプライドが高いので、決してこのような場面であっても、謝らないと思っていたので、この出来事には少々驚いたのと同時に、この時は少し親近感が湧きました。 それから間もなくして、荷物がターンテーブルに乗って運ばれてきました。
無事荷物を持って市内へ向かうことに。 しかし、一難去ってまた一難、フランスは以前に一度行った経験のある妻にまかせていたので、促されるまま市内行きのバスのチケットを買い乗車。 これがまた一向に発車しない。おまけにこの寒さの中で、ドアは開けっ放し、ヒーター無し、客も私たち以外には毛皮のコートで全身をスッポリ覆った派手なおばさんが一人だけ。“おかしいなぁ、他の人は何処へ”と思いながらも、しばらくするとバスが発車。
約40分程でパリ市内へ。
後で調べると、列車で早く、安く、暖かく行けた事が分かりドッと疲れた。
これもフランスへ浮気心を起こした我々への当て付けなのか?
そんな紆余曲折を経て、到着した先は、市内のド真ん中、有名な老舗デパートの“ギャラリー・ラファイエット”の真ん前。 とにかく凍てつく寒さの中、デパートへ2人して飛び込んだ。
「あ~~~~ぁ、温かい。」ホッと息をついて中を見ると、これは、たまげた。
全館吹き抜けのドーム型、日本でもこの手の造りのデパートはありますがここ、ラファイエットの風格と煌びやかさは、流石はパリ。 早速、店内見学。
今までの一連の辛さを忘れさせてくれました。
さて、この先、ここパリ市内で私はどんな旅を始めようか?
by tattica
| 2009-08-22 22:47
| フランス・パリ