2016年 04月 30日
Pizzarium |
その地下鉄A線に乗り北西側のチプロ駅で下車、駅改札を出て階段を上がるとチプロ大通りへ出ます。西へ進み、2つ目の通りメロリア通りにあるのがこの切り売りピザ専門店の”ピッツァリウム”。
ガラスにスノーマンの様なキャラクターが描かれた下に”ボンチ”と書いてありますが、それはここのオーナーの名前で、店名は”ピッツァリウム”です。
バチカン市国を越した裏手に位置し、中心街の賑やかな通りからは遙かに遠く、
決して立地として良いところとは言えないこの店ですが、ローマでは有名な
ピッツェリアの一軒。
ここのオーナーであるガブリエル・ボンチ氏はもともと有名なイタリア料理店のシェフで、独立してこの店を構えられたそうです。
人気の訳は、味が良いことは勿論の事、シェフだけに食材のこだわりも相当で、
それぞれの食材の生産地に自ら赴き、納得したものだけを使う徹底ぶり。
自家製果実の天然酵母に石臼で挽いた小麦を使い長時間発酵させたものをピザ生地に使っているので、たくさん食べても胃がもたれない。その生地にこだわりの食材を抜群のセンスでトッピングしているんだから、そりゃ~美味いわ!
この日は1月2日午前11時頃、それでこの人だかり、人気の程がお解り頂けると思います。ローマ市内でピッツェリアを検索すれば軽く200~300件はヒットします。その中で地元はもとより、多くの観光客も来店しているこの店は恐るべし!
かくして私もその一人!
ここは量り売りです。それぞれの値段があるので欲しいピザを指差すと、店員さんがハサミで好みの大きさにジョキジョキ切ってくれます。
だって注文した矢先に新しいトッピングのピザが焼き上がり、目の前のショーケースに並ぶんですから、指が宙をさまよい「あっ、やっぱり今のやめて、こっちにします!」って、そら~言いますわな。
すると隣で待ってる人がニヤリと笑って、アイ・コンタクトで『それ、解かる‼』
左から、ロースト・ビーフとルッコラ、タマネギと香草とプチ・トマト、トマト・ソースと生ハム、じゃが芋とフォンティーナ・チーズ、奥がアランチーニ(ライス・コロッケ)どれも本当に旨い、もちろん無言で食べました。
by tattica
| 2016-04-30 23:09
| ローマ