2015年 10月 17日
フィーキ(イチジク) |
この見事なイチジクは、篠山市・古市にある吉良有機農園さんの有機無花果。
初めて農園を見学させて頂いた時、このイチジクを味見させてもらい、ひと目惚れならぬひと口惚れ! 皮もそのまま食べれますが、口の中で何処までが皮で
どこからが身なのか全く分からない程です。
口に入れると上品な甘みと、イチジクの優しい香りが相まって思わず体が弛緩してしまいます。
イタリア語でイチジクは単数では”フィーコ”と言い、複数になると”フィーキ”になります。
イチジクはイタリアでもいろんな使い方がされます。
例えば、前菜で生ハム・メロンは有名ですが、生ハム・イチジクもありますし、
赤ワイン漬け、タルトやジャム、ジェラートに姿を変えたり、ジビエの肉料理のソースにも抜群の味わいを添えますし、干してドライ・イチジクにしたり、食後のデザートにも出されます。
以前はそれほど好んで食べなかったイチジクですが、とあるイタリアのスーパーで買ったイチジクのジャムがもの凄く美味しくて、それを機に開眼!
その後、青二才の私はイチジクの懐の深さを知ることとなりました。
また、南イタリアのカラブリア地方や、シチリアなどでは”フィーキ ディ インディア”(インドイチジク)が売られ、こちらはイチジクとは言うもののクワ科ではなく、サボテン科???そう、サボテンの実なんです!
色も形も味も全く違います。ご興味があれば是非、ご自分でお調べ下さいまし。
生産者の思いが、こういう所にも表れます。
尚、期間限定・数量も限定で、現在食後のデザートにお出ししております。
店ではこのイチジクに8年物バルサミコを纏わせ、更なる次元へとお連れします!
by tattica
| 2015-10-17 00:52
| 食材